ステンレス材料について

ステンレスとは

ステンレスとは鉄(Fe)を主成分にして、クローム(Cr)やニッケル(Ni)等を含有した合金鋼の総称です。

最も代表的なステンレス鋼は18-8ステンレス鋼で、「18-8」の意味は「18」が鉄に含まれる
クローム(Cr)の含有率(18%)で、「8」は鉄に含まれるニッケル(Ni)の含有率(8%)です。

ステンレス鋼の特徴

鉄(Fe)にクローム(Cr)やニッケル(Ni)等を含有させることにより、
錆等の腐食に強い合金鋼(ステンレス)を作る事ができます。

含有する金属によって、プレス加工性、曲げ加工性、絞り加工性、研磨加工性が変わります。
部品の使用用途によって、それに適したステンレス鋼が変わりますので、
詳細を教えて頂ければ、その仕様に合うステンレス鋼を提案します。

弊社で主に取扱いをしているステンレス鋼は、18-8ステンレス鋼(SUS304)、18-12-Moステンレス鋼(SUS316)、18-0ステンレス鋼(SUS430)、13-0ステンレス鋼(SUS410)、ステンレス刃物鋼(SUS420J2)、ステンレスバネ鋼(SUS301)です。

主な特徴は下記一覧表を参照して下さい。

鋼種組成 JIS記号 化学成分(%) 主な使用用途
18Cr - 8Ni
ステンレス鋼
SUS304 SUS304の化学成分 水まわりで使われる部品等(錆等の腐食に強い)
18Cr - 12Ni - Mo
ステンレス鋼
SUS316 SUS316の化学成分 錆びやすい過酷な環境で使われる部品等(錆等の腐食耐性がSUS304より強い)
18Cr
ステンレス鋼
SUS430 SUS430の化学成分 一般的な部品等
13Cr
ステンレス鋼
SUS410 SUS410の化学成分 一般的な部品等(錆等の腐食耐性がSUS430より弱い)
13Cr - 高C
ステンレス鋼
SUS420J2 SUS420J2の化学成分 熱処理(焼き入れ、焼き戻し)をする事により、材料の硬度を高める事が出来る。主に刃物として使われる事が多い。
17Cr - 7Ni
ステンレス鋼
SUS301 SUS301の化学成分 バネ製が必要とされる部品等。薄い板厚は刃物として使う場合もある。
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